今年は「自分のいのちを守り、みんなのいのちを大切に」をスローガンに掲げ、様々なプログラムを実施していきます。
川崎YMCAの水泳クラスで5月26日(木)〜6月1日(水)の1週間着衣泳体験を行いました!
海やプール、川遊びなど夏には楽しいイベントがたくさんあります。しかしちょっとした不注意でケガや事故につながる危険も含まれています。自分のいのちを守るためにはどのようにしたらいいのか、紙芝居やポスターを見ながらみんなで考えることからクラスを始めました。
ハンドブック 「何が危ないのか考えてみよう」
「誰が危ないことをしているか、わかるかな?」
というリーダーの質問に「あの人はこれが危ないよ!」など、発言してくれる子も見られました。
また、もし溺れている人を発見したら自分が助けに行くのはなく、大人の方に助けを求めるということもみんなで確認しました。
紙芝居やポスターで学んだあとは、いよいよ実践です!
水難事故は水遊び中だけでなく着衣の状態で突然水中に落ちた場合にも多く起こっています。
水難事故は水遊び中だけでなく着衣の状態で突然水中に落ちた場合にも多く起こっています。
いざという時にパニックにならないよう、もし着衣の状態で水中に落ちてしまったらどれだけ動きずらいのか、どうしたらいのちを守ることが出来るのかを体験していきました。
水の抵抗を感じるため、水中を歩いたり潜ってみたりしました。
水着と着衣で水に入るのはどれだけ違うのか?
着衣での動きにくさを体験したあとは、泳ぐのではなく「浮いて、待つ!」練習をしました。
水難事故の多くは岸から3m以内で起こっています。無理に泳ぐのではなく浮き身で待てるような指導をしています。
始めは少し怖がっていたお友だちも練習するうちに少しずつ浮けるようになってきました。
小学生のクラスでは、より実践的なものとして浮き身をとる練習や、ペットボトルなどの浮き具を持って長く浮く練習も行いました。
水難事故は年々減少傾向にありますが、残念なことに年間約1400件もの事故が発生し、世界では水の事故でいのちを落としてしまう方がまだ多くいます。
YMCAはそのような悲しい事故が無くなるよう
「水辺の事故ゼロ」をめざし、これからも日々取り組んでいきます。
YMCAのウォーターセーフティキャンペーンはクラス内の着衣泳だけではなく
泳げない子ゼロをめざた「25mチャレンジ」や
一般の方も参加できる着衣泳講習会も行っています。
お友だちを誘ってぜひご参加ください!
<川崎YMCA 服部祐希>