2018年6月7日木曜日

【川崎YMCA】水泳クラス・着衣泳実施報告

6月1日(金)~7日(木)
幼小水泳クラス
着衣泳週

本日で、幼小年間水泳クラスでの着衣泳実施期間が終了しました。
今回の着衣泳では、「浮いて待つ」体験を多くしていきました。

ラッコ、ビーバークラスでは紙芝居を聞いて「どんな行動が危険につながるのか」を知り、水中で歩いてみたり、潜ってみたり、水着と着衣との違いを体感しました。

スイマー・マリーン・ドルフィンクラスでは、実際におぼれている人を見つけたときの行動、救助法を体験してもらいました。「自分自身で助ける…それはいいことだけれど無茶と無謀は自分の命も危険にさらす」という難しい話ですが、大事な話なのでいつもよりもピリピリした雰囲気での実践となりました。最後には救急車が到着するまでの時間「浮いて待つ」ことができるかを体験してもらうために5~15分間浮いて待つ体験をしました。前半は何も持たずに浮き、半分の時間が過ぎるとペットボトルを渡されて浮き、その数分後に海や雨天を想定して波や雨が発生する中を浮いて我慢することを体験できました。

 少し水が跳ねるだけでもビックリしちゃいます!

 水泳帽とゴーグルがないと潜るのが大変!

 どの姿勢が一番浮きやすいのでしょう…それは人それぞれ!

 浮くものを正確に投げるのは一長一短ではできません

 不安定な足場に上がる練習では想像以上に体力を使います

泳力の高いドルフィンクラスといえども着衣泳に油断は生まれません

なぜ、こんなことをするのか。普段慣れ親しんでいる水(プール)だけれども1歩間違えば危険なものにも成りえることを知ってもらい、「怖さ」を知るのでなく、「水のもつ両面性」を知ったうえでこれからもプールに関わってもらい、海や川での危険個所には近づかない、もしものとき身を守る術を学ぶことを目的としています。
YMCAでは近隣小学校や教員・保育士を対象に着衣泳指導やCPR講習会を行っています。
横浜だけでなく、日本全国で!です。

水での事故を「減らす」のではなく「なくす」ことが我々YMCAの最終的な使命であると、とある先輩スタッフが言っていました。そのときが来るのを実現する日はきっと近くないのでしょうが、数々の事故のうち「不慮の事故」は「なくす」ことができると信じています。

そのためにこれからもYMCAは着衣泳を続けていきます。
期間中休んでしまった人も大丈夫です。
6月17日(日)に全国のYMCAで「水上安全の日」と称し、いのちを守る講習会として着衣泳や泳力向上のプログラムを実施します。
川崎YMCAでも当日は着衣泳体験を実施します。

着衣泳体験会
6月17日(日) 9~10時(無料)
CPR体験会
6月17日(日) 11時30分~12時30分(無料)
https://www.yokohamaymca.org/event/2018_jc_watersafety/

子どもだけではなく、保護者も参加できますので是非ご参加ください。

川崎YMCA 森田 泰堂(タモリーダー)